あんただけじゃないよこっちだって悩んでんだわ
帰り道中。
街のラーメン屋で野菜タンメンと瓶ビール。
とびきり安いこのお店。
合わせて1000円しないんだからビックリだ。
店内に入ると終電前の会社員たち。
若手が上司達に相談にのってもらってるのか。
はたまた、頼んでもいないのに勝手に上司が説教を始めたのか。
そんな光景を傍目に、タンメンを啜る私です。
どうも上司サイドが良かれと思って熱くなってる印象なんだよな。部下は、ただ与えられた何かに返事をするだけ。時計ばかり気にしてる。
お互い本当に聞きたいことは何も聞けずに我慢してそーだな。という印象。
そんな光景を傍目に、タンメンを啜る私です。
上の人間はへりくだる過程を知らないから。知らないと言うかできない。やったら終わり。というプライドが、やらないというスタンスに拍車をかける。そんな人がほとんど。
部下は逆。わかってもらえないと思って、本音は言わない。へりくだってることをポーズだと気づかない上司が多いから。うぜえなって思われてるかもしれないですよ。その一挙手一投足。
そんなのは愛がねーとわたしは思う。
部下にも上司にも。もっと言えば目の前のタンメンにも。
だったら、後先考えず、部下サイドから打っ込むしかないのか。うーん。上司からもありだぞ。同じ人間なんだからよ。
リスクはある。相応の覚悟は必要だ。
ただ、そこで得られる何かは確実に大きい。
流されず受けとめる。
プライドなんか飛び越えて。
関わりたい、気にされたい。
そんな気持ちが互いに生まれないのであれば。
やめちまおうや。そんな関係。つまんないよ。
ただし。
やらずしてそうだと勝手に決めつけて諦める。
そんな賢さは
絶対に違うわな。
賢いというか愚か。もっと言えば、馬鹿。
最近の若者は何を考えてるかわからなあ。
のその後に。
ところで大人も何考えるかわからないかい?
って言える勇気。
逆も然り。
若者って何考えてるかわからないすか?
って言える勇気。
そんなことを考えながら。
なんでそんな気を遣わねばならんのだ。
というと。
お互い様だからだよ。人間。
そんな光景を傍目に、タンメンを啜る私です。